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=この道はいつか来た道=

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2009年 03月 12日

冬にデジタルに傾くワケ



冬にデジタルに傾くワケ_c0019115_22524695.jpg


(K10D / SMC PENTAX-M 1:2.8 35mm-1:3.5 70mm)


閲覧された方から「なぜ冬はフィルムで撮らないのか?」というご質問をいただいた。
コメントは「エキサイト会員限定」であるので、他の方にも回答を見ていただきたく
本文で答えることとしました。

たくさんワケがあるのですが・・・

第一の理由:冬の天候は変わりやすく、(特に今年の冬は土日に悪天候であることが多い)
防滴防塵ボディの「ペンタックスK10D」の方が何も対策が施されていないフィルムカメラよりも
安心である。

第二の理由:寒さの問題・・・日中でも氷点下のことが多く、バッテリーの持ちが悪い。
フィルムカメラは酸化銀電池が露出計に用いられていることが多く、寒さに比較的強いけど
それでも短命である。デジカメの場合は充電池のため、バッテリーの持ちを
あまり気にしなくてよい。
また、氷点下の中かじかむ手でフィルム交換をするのは大変である。

そして巻き上げ、露出、ピント合わせ等々の必要のないデジタルの方が
圧倒的に「かじかむ手」にとって優しい・・・

そして第三の理由:普通撮ったフィルムはわたくしの家からヨドバシカメラまで
歩いて往復して現像に出したり受け取りにいったりするのだけど・・・
これが極寒の中では辛いんですorz
往復歩いて一時間かかるんです(´Д`。)


・・・というワケで、あらゆる点でデジタルが楽なものですから、ついつい冬はデジタルに
偏りがちとなってしまうワケではあります。





しか~~~し!

先日のこと・・・
とある方より、「とある雪国のカメラマンの写真集」を頂戴いたしました。
半分くらいは冬の景色です。(いやもっと多くかも・・・)
ほとんどはワタクシが生まれる前に撮られた写真でしょう。
もちろんフィルムで撮られたものです。

どういう機材で撮られたかはわかりませんが、縦横比からして恐らく35mmフィルムでしょう。
家庭的に機材には恵まれた環境のようですので、カメラは恐らくライカでしょう。
(完全に推察ですが)
そして大半が力強いモノクロです。

これみて、アタマ殴られましたですよ。

「なんて自分は軟弱モノなんだ!」と・・・

別にストイックになるつもりはないんですが、でもやっぱり「フィルムには力があるなぁ・・・」と・・・
改めて感じたワケで・・・

by nakky85 | 2009-03-12 23:53 | 街のマーチ


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