(PENTAX Z-1P / Tokina 80-200mm)
改めて書いていなかったと思うんだけど、このトキナーのレンズ、
デジタルで使った時は今ひとつピリッとしなかったんだけど
フィルムで使うとバツグンですな。描写力が・・・
ペンタックスのデジタル一眼レフで「フルサイズ待望論」が一部のヒトで
熱烈にいらっしゃるんだけど、ワタクシは「現時点では時期尚早」だと思っています。
フィルムと「撮像素子」では色々な特性が違いすぎて、とにかく古いレンズが
まともに機能してくれません。とりあえず写るは写るんですけどね。
フィルムではありえないような変な収差が出まくったりします。
これを「味」でひとくくりに表現しちゃうこともできるんでしょうけど、
それは技術者が許さんでしょう。
もちろん好条件下ではちゃんと写る「こと」もあるんですけどね・・・
そして、古いレンズの「色々な収差」はフィルムより余計強調されて写るものですから、
逆にその「味」を楽しむっていう趣味も当然生じているのも確かです。
でも「万人向け」ではないです。
APS-Cサイズでもそのありさまだから、古いレンズを「フルサイズデジタル」で
使うなんてのはあまり得策ではないでしょう。
まぁ、「あたかもトイカメラ風の写りが好ましい」っていう一部の人間以外には
とうてい受け入れられんでしょう・・・
やはり元々フィルム一眼用に作られたレンズは、フィルム一眼で本領を
発揮するものですね。